2010年 06月 01日
子どもを育てるのは誰か? |
待望の民主党マニフェストの一つ「子ども手当」が今日から支給開始された。
子ども手当ての謳い文句は「社会が子どもを育てる」である。だから所得の多い人も赤字国家の税金から支給されることになる。
ところが、テレビで有名な老評論家が頭から湯気を出すようにして怒っていた。
「冗談じゃありません。子どもは親が育てるものです!」・・・・と。
民主党の主張する「社会が子どもを育てる」というのもよく分からない。
月1万3千円で貯金したり、旅行に行ったり、商店街で買い物をすることが社会の子育てになるのだろうか。
景気回復になるというのは本末転倒である。
しかもも財源がないので来年はどうなるか分からない。
まさか金の切れ目が子育ての切れ目というわけでもあるまい。
一方、老評論家の主張も分からないわけではない。
しかし、それは古い時代の話であって家族制度が崩壊し核家族化した現代では、子どもの育て方を知らない親が増えている。
そのため連日のように子どもを虐待する親のニュースが報道されている。
子育ての経験がある年寄は高齢化の限界集落と化した田舎に残り、子どもを持つ若い親は子育ての知識のないまま都会に集中している。
地方の活性化や3世代住宅を普及して祖父母と親子3代が暮らせるような環境つくりが先決ではあるまいか。
by koumonsan1
| 2010-06-01 21:53